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工芸
根付の図鑑
本体価格2,400円+税
(編/編-)提物屋・吉田 ゆか里
体裁/ 163mm×121mm 総256頁
ISBN978-4-8381-0585-4 (2019.6)
根付とは、装身具の一種で、江戸時代、印籠やたばこ入れを腰に下げる際、紐の端にこれを取付け、帯をくぐらせて外に出し、紐がはずれないようにしたもの。
木、竹、骨、角、金属、水晶、象牙などの材料で、人物、動物、器財などの細密な小彫刻を施したものが多く、工芸品としても発達した。
本書では根付の中でも、動物の意匠を集めて紹介。
細かな細工、様々なデザインが、江戸の粋を今に伝えている。
何よりも動物の姿が愛らしく、見ているだけで楽しくなる一冊。
世界を魅了する日本の現代陶芸
本体価格3,200円+税
(編/編-)ジョーン・B・マービス
体裁/ 250mm×170mm 176頁
ISBN978-4-8381-0592-2 (2019.10)
ニューヨークで日本美術、特に浮世絵・日本画・近現代陶芸などを扱うアートディーラー、ジョーン・B・マービスの初のエッセイ集。
コロンビア大学で日本美術史を学び、画商として30年のキャリアを誇るジョーン・B・マービスは、「日本の現代陶芸は、世界の現代美術のマーケットで最高の評価を受けていることを日本人は知らない」といいます。
2000年以降、アメリカの美術館を中心に、のべ70以上の展覧会も開かれていることもそれを裏付けています。
ファインアートのディーラーの立場から日本の現代陶芸の素晴らしさを熱く語るマービスのメッセージは、近現代の日本陶芸評論の嚆矢となることは間違いないでしょう。
柳宗悦と京都
本体価格3,800円+税
(著)杉山享司・土田 眞紀・鷺 珠江・四釜 尚人
体裁/A5判- A5判-
ISBN978-4-8381-0580-9 (2018.7)
大正13(1924)年、関東大震災で京都に疎開していた柳宗悦は、濱田庄司の紹介で河井寬次郎と出会うことになります。3人は弘法さん(東寺)や天神さん(北野天満宮)で開かれる骨董市に出かけ、そこで見つけたものは「下手(げて)もの」と呼ばれた雑器や布類でした。そして柳宗悦たちは、日常で使う道具の中にこそ「美」は存在すると考え、「民衆的工藝=民藝」 と名付けました。そして昭和8(1933)年東京に戻り、昭和11(1937)年目黒区駒場に日本民藝館を開設することになります。この約10年間に蒐めたモノは貨車4台分にのぼったといわれていますが、この京都時代が「民藝」にとっての揺籃期となったことは意外に知られていません。本書はその京都時代の柳宗悦にスポットを当てた、「民藝」誕生の秘密にアプローチした一冊です。
内容◎我孫子から京都へ~誰と出会い、何を行い、どんなものを蒐めたのか。(日本民藝館学芸部長・杉山享司)
◎「民藝」が誕生した磁場ー大正末期の京都と柳宗悦(同志社大学文学部講師・土田眞紀)
◎運命の出会い~柳宗悦と河井寬次郎(河井寬次郎記念館学芸員・鷺 珠江)
◎京都民藝散歩~柳宗悦の俤を訪ねて(京都民藝協会理事・四釡尚人)
4人の著者が、あらゆる角度から柳宗悦が京都に遺した足跡をたどります。
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