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史実でたどる紫式部 ——「源氏物語」は、こうして生まれた。

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史実でたどる紫式部 ——「源氏物語」は、こうして生まれた。

本体価格3,600円+税

(著)朧谷 寿・山本淳子・公益財団法人 古代学協会
体裁/A5判-304頁 A5判-304頁
ISBN9784838106233

『源氏物語』に見え隠れする紫式部の実像。友、恋、別れ、そしてたどりついた彼女の人生観とは。『源氏物語』をはじめ、紫式部の遺した文学を読み解き、平安時代のイメージを喚起する美しい写真とともに彼女の生きざまをたどります。早くから紫式部の才に気付き「男であったならば」ともらした父・藤原為時。死別した夫・藤原宣孝。そして藤原道長との関係は……。
またコラムでは歴史学、考古学の観点から時代背景へもアプローチし、立体的な紫式部像に迫ります。
どうして紫式部は『源氏物語』を書いたのか。『源氏物語』はなぜこんなにも長く読み継がれる物語となりえたのか。『源氏物語』の通奏低音となっている紫式部の人生を知ると、『源氏物語』がますます面白く。『源氏物語』ファンにも、これから『源氏物語』を読んでみようと考えている人にも必読の一冊です。


目次:
はじめに
時代概説 ─ 政権の流れを中心に
第一章 紫式部の娘時代
第二章 旅と越前、恋と悲しみ
第三章 『源氏物語』の誕生
第四章 藤原道長と女房・紫式部
第五章 『源氏物語』の深化
~嵯峨野、宇治、そして叡山へ
第六章 再び父の家へ
終 章 宇治という世界

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