古の地図の上に、現代図をトレーシングペーパーに印刷して重ね合わせる【重ね地図シリーズ】
昭和二十年（一九四五）、日本は連合国に降伏し、太平洋戦争が終結した。
最高司令官としてマッカーサーが着任。
神とされた天皇をも超える権力を手に入れた彼の手で日本はスクラップ＆ビルドされていった。
更迭されてアメリカへ帰るときには20万人の日本人が見送ったという。
かつての敵国の最高司令官であり、天皇と並んで写真に収まった男、マッカーサー。
しかし、ここまで日本人の心に残るアメリカ人もいなかったのではないか。
マッカーサーは何を壊し、何を造り、何を遺していったのか。 古地図と現代図で「マッカーサーの時代」を振り返る。