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大峰 存在の種々相

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大峰 存在の種々相

本体価格2,700円+税

(写真)角田 浩
体裁/B5変 タテ220㎜×ヨコ240㎜
ISBN9784838198597

紀伊半島を南北に貫く大峰山脈は、吉野と熊野本宮を結ぶ「近畿の屋根」である。主稜線は総距離100kmに達し、修験道の修行の道(大峰奥駈道)にもなっている。大峰山寺の立つ山上ヶ岳(1719m)をはじめとして大普賢岳(1780m)、弥山(1895m)、八経ヶ岳(1915m)、仏生ヶ岳(1805m)、釈迦ヶ岳(1799m)、笠捨山(1352m)などの秀峰が連なる。山脈の東西には、深い渓谷が刻まれ、北の吉野川、東の北山川、西の十津川の三つの水系がある。穏やかな癒しの谷からゴルジュや廊下が横たわる険谷まで変化に富んだ渓相を見せる。著者の角田浩氏は大峰の魅力にとらえられ、1995年から現在に至るまで撮影を続けている。今回の写真集では、厳しい自然環境のもとで生き抜く生命の力、巧まざる自然の造形の妙、長い時を経て滲み出た存在の深み、といったことをテーマとし、「樹」「水」「岩」「岳」の四章で構成。大峰の魅力、ひいては日本人の心をとらえ、その自然観、美意識の源となっている自然の魅力に迫る一冊となっている。

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